自転車で車道横断中の死亡事故

大阪府在住のＭさんは自転車にて走行中、向かいにある歩道へと渡るために車道を横切っていたところ、後ろからきた自動車と衝突する交通事故に遭われました。

Ｍさんは頭蓋骨（ずがいこつ）を骨折するなどのお怪我を負い、救急搬送されました。交通事故の発生から数時間後には、頭蓋内の血腫が大きくなりすぎたことから緊急手術を行うも、交通事故当日に急性硬膜下血腫（きゅうせいこうまくかけっしゅ）・外傷性くも膜下出血を原因としてお亡くなりになりました。

ご家族はＭさんがお亡くなりになった直後から、加害者や加害者側保険会社とやりとりをされていましたが、妥当な金額もわからず、加害者側保険会社と話をするのが精神的に苦痛であったため、当弁護士事務所にご相談され、事件をご依頼されました。

示談交渉でも裁判基準の損害賠償金を獲得

ご家族のご意向としては、裁判による解決は希望されず、あくまで示談交渉での解決を強く希望されたため、話合いでの解決を模索しました。

Ｍさんは高齢で年金暮らしであったため、一家の支柱とは評価できないとして、加害者側保険会社から提示された死亡慰謝料の金額は低いものでした。そこで、当弁護士事務所は、Ｍさんが被害者家族にとって重要な存在であったことを明らかにし、裁判基準の幅の中でも高額の死亡慰謝料を請求しました。

また、過失割合についても、当弁護士事務所で刑事記録を精査した結果、加害者が車内に落ちたものに気を取られ、前を見ずに運転していたことから生じた事故であることが判明したため、加害者に著しい過失があるとして、Ｍさんに有利な過失割合を主張しました。

その結果、加害者側保険会社は、高額の死亡慰謝料とＭさんに有利な過失割合の主張を認め、合計2,592万3,100円を獲得して示談成立となりました。

経験豊富な弁護士に一度ご相談を

交通事故によって、ご家族を亡くされた交通事故遺族の精神的負担は計り知れないものがあります。弁護士が手続を代行し、加害者側保険会社との話し合いの窓口となることで、精神的苦痛の負担軽減だけでなく、適正な補償も獲得できるようお手伝いさせて頂きます。

当弁護士事務所では長年交通事故を取り扱っており、豊富な知識と経験がございますのでご家族で抱え込まず、一度当弁護士事務所にご相談下さい。

文責　プロスト法律事務所

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