妥当な賠償金の額は？

大阪在住のＹさんは横断歩道を歩行中、左から直進してきたバイクと衝突。その交通事故により、左膝内側外側側副靭帯断裂、左膝外側半月板断裂等の傷害を負いました。

約１年の治療期間を経て症状固定をし、交通事故加害者の任意保険会社を通して後遺障害認定の申請をしたところ、左膝に可動域制限が発生しているということで、後遺障害等級12級が認定されました。
その後、保険会社から賠償金の金額提示があったのですが、妥当かどうか分からず、当弁護士事務所にご相談されました。

 賠償金が500万円以上もUP！！

当弁護士事務所は受任後、後遺障害等級の上昇の可能性を探るべく、Ｙさんの主治医に話を聞きに行ったり、カルテ等の資料分析をして入念に調査しました。
その上で、異議申立をしても後遺障害等級の上昇は見込めないだろうと弁護士が判断し、12級のまま保険会社との交渉を開始しました。

その結果、交通事故紛争処理センター（大阪）の利用や裁判をすることなく、920万円での和解が成立しました。これは、当初の保険会社が提示した賠償金額である371万4,724円から548万5,276円もUPした金額での和解でした。

 安易に示談書にサインをする前に。。

安易に保険会社の言うとおりの賠償金額で示談をしてしまうと、後で「納得がいかない」と言っても取り返しはつきません。

「大手の保険会社が提示する賠償金だから間違いはない」などとは思わずに、示談書に判を押す前に、一度、交通事故の専門弁護士に相談されてはいかがでしょうか。

文責　プロスト法律事務所　弁護士　林 征人

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