大阪在住のＩさんは、信号のある交差点をバイクで直進中、赤信号で交差点に進入してきた車に衝突されるという交通事故に遭われました。
この交通事故でＩさんは、橈骨（とうこつ）骨折の傷害を負われ、約１年近く病院に通われましたが、手関節の痛みは治ることなく症状固定となりました。
Ｉさんが加害者側保険会社を通じて後遺障害申請したところ、手関節の痛みにつき、14級９号の後遺障害が認定されました。
Ｉさんは「示談交渉の手続きを専門家に任せたい」と、当弁護士事務所に相談されました。

TFCC損傷が発覚！

当弁護士事務所はＩさんの来所時に、手関節のどの部分がどう痛むのかなどを確認。Ｉさんの説明より、交通事故から１年以上経っても消えない痛みは手関節のTFCC損傷ではないかと推測しました。
そこで当弁護士事務所は、Ｉさんに手の専門病院で検査を受けてもらうよう指示。MRI検査の結果により、当弁護士事務所の推測どおりTFCC損傷が発見されました。

自賠責保険では後遺障害14級しか認定されず、裁判で12級獲得！

その後当弁護士事務所は、自賠責保険に対し、後遺障害は12級であると異議申立をしました。しかし自賠責保険の結果は当初の認定と変わらず、14級という結論になりました。
当弁護士事務所は、12級獲得のためには裁判で解決するしかないと判断し、大阪地方裁判所へ提訴しました。
加害者側弁護士はＩさんの後遺障害につき、自賠責認定どおりの14級であると主張。
これに対して当弁護士事務所は、症状の経過や医学的証拠をもとに、Ｉさんの後遺障害は12級であると反論しました。

大阪地方裁判所の裁判官は、最終的に当弁護士事務所の主張を認め、12級前提での和解案が提示され、総額975万円（治療費などの既払金を除く）での解決となりました。

当弁護士事務所は、交通事故で被害を受けられた方が、適正な慰謝料・賠償金や後遺障害の等級を得られるよう、全力でサポートします。
一人で悩まず、まずは交通事故の専門家である弁護士にご相談なさってみてはいかがでしょうか？

文責　プロスト法律事務所　弁護士／倉田 多佳子

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